二十四節気の「小雪」を過ぎると、木枯らしや初雪の報せが届くようになりました。
皆さま、お変わりなくお元気でお過ごしでいらっしゃいますか?

私の育った東京の下町では、子供の頃の思い出はこの頃になると、長屋のあちこちでおかみさんが障子を外して表へ立てかけて、刷毛で骨組みに糊を手際よく塗って張り替えている姿や、足早に気ぜわしく動き回るおかみさん達の早口な会話や明るい笑い声が響き渡っておりました。

石油ストーブの上に置かれた糊を、ゆっくりとかき混ぜる手伝いをさせられたことがありますが、確か炊いたご飯だった様な・・・舐めても問題なかった、そんな熱い糊でした♪
大人になって思うと、毎年大事にされてきた冬支度だったのですね。 
今ではカーテンやブラインドに変わってしまいましたが、季節を感じる風物詩は大切にしたいものです・・。

銀座の中央通りでは、街路樹がイルミネーションに映えるハートの形の葉っぱの木に植え替えられました。夜の帳が下りる頃ともなりますと・・・それはそれは、品の良い輝きに照らされてムード満点ですよ♪

「花詩集」には、夢多き “恋したい乙女” が揃って、お待ちいたしております。
当店で一番長く頑張ってくれております彩子ちゃんは、今月いよいよ“着物デビュー” いたしました。6時間にも及ぶ私の “着付け猛特訓” を乗り越えて(笑)、毎日見事と言うほどに、上手に着付けております。
お近くへお越しの折には是非、艶やかな着物姿も華を添えますのでご期待くださいませ。

寒暖差の大きいこの頃ですので、くれぐれも ご自愛くださいますよう・・・。

皆様のお元気なお越しを楽しみに、心からお待ち申し上げております。