お陰様で、「花詩集」は無事三十周年を迎えることができました。

「辛いことのあとには、必ずいいことが待っているもんだよ」
・・・これはおばあちゃんの格言でした♪

平成八年八月八日に、私のラッキーナンバーの8が続く記念として、花詩集を商標登録しておりました。
それ以降、期限が有ることなど知らず、特許事務所からの連絡もないままに、権利を失効したままになっておりましたが、この度、無事商標登録を継続出来る運びとなりました。
昨年お越しくださいました、あるお客様からのひと言が、きっかけです。それがなければ、このままで営業を続けていたと思います。まるで、天の声、神様の啓示でしょうか。有り難いことです。

今週は、毎日毎日お褒めの言葉や労いの言葉をいただくうちに、脳内変換を起こしたのか この三十年何が大変だったのか、と聞かれても、さりとて、本当に大変だったという実感が無いのです。

二回ほど(もはやこれまでか)と思えた状況はありましたが、心の奥では諦めた訳ではなくて(お金が無かっただけなので)ダメな実感が無くて、結局融資がついて何とかなってました。
「有り難うございます!」
「いえこちらこそ、有り難うございます」
と受話器を置いたときはもう、一気に空が晴れた気分でした。

銀座のクラブは瞬間瞬間が、素敵な時間。店は生きものです。
“ 一期一会 ” 二度と繰り返されることの無い、珠玉のワンシーンの連続です。

重ねた月日に甘えることなく、これからが新たな第一歩として、日々精進して参りたいと存じます。
皆様、何卒どうか、よろしくお願い申し上げます。

「花詩集」「艶」代表 島岡のり子